オオサカジン スタッフブログ

大正2年創業、葛井寺の門前にある藤井寺唯一の酒蔵　「藤本雅一酒造醸」さんに行ってきました

創業時より原材料や水にこだわり、手造りにこだわり、受け継いだ製法を今も守り続けていらっしゃいます。
『知る人ぞ知る』という酒蔵。
蔵に案内していただくと、絞たての新酒がタルの中に
少し開けていただいただけで良い香りが

お米を蒸す機械・麹室。
初めて見る物ばかり。
蒸したてのお米は熱いうちに麹室に運ばなければいけないので大変だそうです。

そして大変な手間をかけて出来上がった新酒を絞る。

伺った時には丁度絞り終わっていて、杜氏さんが酒粕の残りを洗い流していらっしゃいました。
こちらの酒粕はファンが多く、一度に3㎏も買われるお客様がいらっしゃるそうです

試飲をさせていただきながら好みの商品を選んでいきます。
女将さんとの楽しいお話しについつい試飲が進んでしまいます。

藤本泰代さんです
現在当蔵は少しの清酒を造っている蔵です。たぶんほとんどの方が聞いたこともない、そんな酒蔵です。
大手流通や卸には出していません。大量生産が出来ませんのでほとんどの商品は直売りで、お客様の顔を見て売っています。それは昔から伝えられたやり方を貫いているからです。
私たちの蔵では、製造した年に販売せず、蔵で数年間貯蔵している古酒と新酒を販売してます。
古酒の貯蔵は冷房や冷蔵庫など機械的な設備は使いません。土蔵でその日が来るまで静かに置いておきます。
そんなことして品質は大丈夫なのと思われるかもしれませんが、その為に、その年に手に入る最高の原料米を使用します。
現在品種は主に山田錦を使用していますが、産地はその年によって違う場合があります。産地にこだわるより品質にこだわっているからです。
手間は惜しみません。もちろん、機械も使いますが人手を惜しまず確実な作業を心掛けています。
生産性を考えれば非効率な事ばかりですが、喜んでお買い上げ下さるお客様が居てくださることが、一番だと考えています。
私たちはいつも正直にそして誠実に酒造りに取り組んでいます。

イベントにも積極的に参加されてますし、酒蔵をより知っていただく為に今後は使われていない蔵でバルやワークショップの開催が出来たらと考えていらっしゃいます。
金曜日の夜だけ立ち飲み居酒屋とか、色々と案があるそうです。
楽しみです

酒蔵の見学は予約が必要です。
ご興味のある方はお問い合わせください。

藤本雅一酒造醸
〒583-0024
大阪府藤井寺市藤井寺2丁目1番10号
Tel/Fax　（072）955-0018
http://www.fujimotosyuzou.com/index.html