オオサカジン スタッフブログ

前回からの続き
metroで先ずは国际客运中心駅へ！徒歩で1933老場坊へ向かいます。

このエリアは再開発地域になってまして、古い民家が密集していたんです。今はマンションの建設ラッシュなのか、ガンガン工事現場の音やら建物の解体で砂埃が舞ってました。

オオサカジン：『立ち退き交渉で、みんな追い出されたのかなぁ？』

シャンハイジン：『ここの人たちはラッキーだよ。みんな高いお金でボロ家売って市内でリッチな生活してるよ。』

実は棚ぼたエリアだったのです。友人もここに親が土地を持っていたらよかったのに...と、ため息ついてました。

歩くこと15分程。
この工事現場を抜けると1933老場坊が見えてきます。


上海市虹口区にあるこの建物は上海公共租界※工部局がお金を出して建設された屠殺場（家畜の食肉解体場）だったんです。
※租界地は、1842年の南京条約により設定された外国人居留地で日本を含めた共同租界とフランス租界をまとめた総称


屠殺場というとブラッディなイメージですが、現在はこの複雑怪奇な構造建築を利用して商業テナントが入っています。モデルさんの撮影に使われたり、レストランなどが出店しています。そして１Fにはスタバが入っています。人が集まるところは必ず出店してますね。


中に入ると幾つもの通路が入り組んで迷路のようになっています。ここで脱出ゲームすると盛り上がるでしょう。（行ったことないけど）

なんで、こんな細い通路が張り巡らされているかというと、牛さんが歩く牛道と人間の通る道と区分けしないと、牛が暴走したらきっと大惨事になるんじゃないかと。

そして、中を散策。


誰かがカメラで狙っている！？みんなこの複雑怪奇な通路をあらゆる角度から撮影に励んでおりましたが、上手く撮れません。


オフィスがあったり、カフェがあったり、ジムがあったり。屋上はテラスになっています。カフェがあるのですが、あまりに人が多くて入るのを諦めました。

そろそろ夕飯の時間。お腹すいたので友人にリクエストすると

友人：「Do you know "bingmayong"」

オオサカジン：「なんじゃそりゃ？知りまへん」

友人：「How about "clay terracotta" in xian?」

オオサカジン：「あ、兵馬俑のことか...」

友人：「その"兵馬俑"で有名な西安の料理を食べに行こう！僕はそこの出身なんだよ。故郷の料理を食べに連れて行ってあげるよ」

えらい遠回り...兵馬俑といえば、中国史に出てきましたよね。高校時代の「山川出版社」
受験で用語集をマーカーで塗りつくした記憶しかないです。今やこの知識は旅先で役立っています。

西安ってどんなとこ？
パリにも匹敵するといわれるアジアの観光都市西安
唐の都があった中国の観光都市です。近年では観光スポットが整備されて観光地としても注目の都市に発展しています。
西安は、内陸部にありますが治安も良い都市です。

兵馬俑（へいばよう）
古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったもので陝西省西安市臨潼区の秦始皇帝陵兵馬俑坑出土のものが有名。

夕飯は友人の趣味で「食べたいだけ」で決定！一応、私はゲストなんですがね...この友人がですね、私を観光に連れて行くからと、張り切ってくれてたんですが行く先々で店員と口論になるので一緒に来ていた奥様も辟易としてたんです。中国でも陝西省の人は気性が荒いといわれてまして、奥様は出かける度にアレコレうるさいので良く喧嘩してるそうです。

オオサカジンも世間では「うるさい」イメージでしょうか？そんなことないよね？

夫婦円満を願いつつ、西安料理のレストランへ向かいました。


看板見てもなんて読むのかわかりません。
友人にオーダーをお任せしました。（やっぱり、アレコレ店員さんに言ってましたが...）


次々に料理が出てきましたが、私が注文させてもらえたのは「ピィージョウ（ビール）」だけｗ

味付けは

『酸っぱ辛い系』
『あっさり中華』

白い饅頭みたいなのは、カリッと焼いたパンの間に滷肉飯（ルーローファン）みたいな味の肉の種が入っていました。
フクロダケの炒め物、ヤマクラゲのサラダ？豚肉の燻製など...

もっと、山賊的なワイルド料理が出てくると思ってたのですが、繊細なお料理でした。またまたゴチになったので、今度この友人夫婦が大阪に来るときにはいいお店に連れていきたいのです。しかし、私はいつも「THE オオサカ」的な店を知らない。粉もん連れて行ってもイマイチの反応なんですよね。そこで、いつも行くのは「居酒屋」です。


いわゆる大人のファミレス！最近では英語、中国語メニューもあるので便利なんです。

私がいつも注文するのは

『チャンジャ』


一般的には韓国料理に入るのかな？でもね、これ韓国人の友人に食べてもらったら『こんなキムチは韓国には無いよ。見たことない。』と...
しかしですね、チャンジャはアジア圏の友人達（台湾、中国、香港、マレーシア、シンガポール、ベトナム...etc）には今のところ１００％好評です。

もしかすると、中華と思っている料理も実は日本オリジナルだったりするのかも？王将はもはや日本料理か！？

今回の西安料理はホント美味しかったので、また行きたいなー。
日本の中華街では見かけない料理だし、なによりも油まみれの中華じゃないのがお気に入りです。

大阪にも西安料理あるのかな？

さすが、かんみさんのブログ
堺にありました。

下回继续 (つづく...)